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グラビティコンベヤの価格表に記載なき寸法についての計算

A 計算上の処理について  
1.計算上、端数が出た場合
(1)組付完成品で、定尺の場合、5円未満切り捨て、5円以上は10円単位に繰り上げます。
(2)組付完成品で、端尺の場合、10円未満切り捨て、10円以上は100円単位に繰り上げます。
(3)単体品・単体部品は1円単位で計算します。
2.計算上倍数で掛ける場合
少数点第3位以下は繰り上げて、小数点第2位として計算します。
B 端尺機長(ストレートコンベヤ)  
1.ローラコンベヤ
(1)指定された長さ(L)に対して、それよりも短い標準品価格を基準として長さの比率を加算し、更に4,500円を加算します。但し、1,000Lよりも短い場合は、1,000Lを基準とし、その比率に20%アップします。

例1:R-3812P 2,300L×300W×50Pの場合
48,600円(2,000Lの価格)×1.15(2,300L÷2,000L)+4,500円(端尺加算)=60,400円
例2:R-3812P 600L×200W×50Pの場合
23,600円(1,000Lの価格)×0.72(600÷1000×1.2)+4,500円(端尺加算)=21,500円

(2)上記(1)の端尺計算により、1ランク上の標準寸法の金額より高くなる場合は、1ランク上の標準寸法金額とします。

例1:R-3812P 800L×200W×50Pの場合
23,600円(1,000Lの価格)×0.96(800÷1000×1.2)+4,500円(端尺加算)=27,200円
この場合1000L定価より高くなりますので、1,000L定価の23,600円とします。

(3)3,000L以上のコンベヤを一体フレームにて製作する場合は、3,000Lのコンベヤを基準として、比率計算して、更に4,500円を加算します。
最大長さは、お問い合わせ下さい。(3,000L以上の場合別途運賃がかかります。)

2.ホイールコンベヤ
(1)指定された長さ(L)に対して、それよりも短い標準品価格を基準として長さの比率を加算し、更に1,500円を加算します。但し、最短機長よりも短い場合は、最短機長を基準とし、その比率に20%アップします。

例:W-38TS 1,900L×50Pの場合
13,000円(1,800L価格)×1.06(1,900L÷1,800L 小数点第3位繰り上げ)+1,500円=15,300円

(2)上記(1)の端尺計算により、1ランク上の標準寸法の金額より高くなる場合は、1ランク上の標準寸法金額とします。

例:W-25BS 900L×30Pの場合
12,600円(1,000L価格)×1.08(900L÷1,000L×1.2)+1,500円(端尺加算)=15,100円
この場合1,000L定価より高くなりますので、1,000L定価の12,600円とします。

【特例】W-36WW、W-50KWW、W-50WW、W-40RWW(白)の4機種に関しては、端尺加算1,500円は不要です。
例:W-36WW 1,200L×30Pの場合
16,800円(1,000L価格)×1.2(1,200L÷1,000L)=20,200円
C 特殊カーブ(カーブコンベヤ)  
1.ローラコンベヤ
(1)指定Rの場合指定されたRに対して、それよりも小さいRを基準として計算し、更に4,500円を加算します。但し、標準Rより小さいRの場合は、その比率の20%アップします。

例1:R-3812P 内600R×300W×100P×90°の場合
46,600円(900R定価)×0.8(600R÷900R×1.2)+4,500円=41,800円

(2)角度が90°ではない場合
 1)30°の場合=90°の価格×0.4+4,500円
 2)45°の場合=90°の価格×0.6+4,500円
 3)60°の場合=90°の価格×0.8+4,500円
 4)120°の場合=90°の価格×1.3+4,500円

2.ホイールコンベヤ
ホイールコンベヤの場合、中心Rを基準に2列式で1セットの定価となります。(3個ベース付)

グラビティコンベヤ 特殊カーブ(カーブコンベヤ) ホイールコンベヤ 算出方法

(1)指定Rの場合
指定されたRに対して、それよりも小さいRを基準として計算し、更に3,000円を加算します。但し、標準Rよりも小さいRの場合は、その比率の20%アップします。

例:W-38TS 中心700R×300W×100P×90°の場合
32,200円(1,000R定価)×0.84(700R÷1,000R×1.2)+3,000円=30,200円

(2)角度が90°ではない場合
 1)30°の場合=90°の定価×0.4+3,000円
 2)45°の場合=90°の定価×0.6+3,000円
 3)60°の場合=90°の定価×0.8+3,000円
 4)120°の場合=90°の定価×1.3+3,000円

(3)ホイール単列のみの場合
・カーブ価格表×0.6
・指定Rの場合、それより小さいRを基準として計算し、更に1,500円を加算。但し、標準Rよりも小さいいRの場合は、その比率の20%アップします。

例:W-38TS 中心700R×100P×90°単列の場合
32,200円(1,000R価格)×0.84(700R÷1,000R×1.2)×0.6+1,500円=17,800円

(4)ホイール3列式の場合
・カーブ価格表×1.6
・指定Rの場合、それより小さいRの場合は、その比率の20%アップします。

例:W-38TS 中心800R×100P×500W×90° 3列の場合
32,200円(1,000R価格)×0.84(700R÷1,000R×1.2)×1.6+4,500円=48,000円
D ローラ幅(W)が価格表にない場合  
1.ローラ幅が価格表にない場合1ランク上のローラ幅価格とします。
2.1,000W以上のローラは、1,000W基準で比率計算してください。(製作範囲は別途カタログ等参照)
E ローラ・ホイール間隔(P)が価格表にない場合  
(1)指定された間隔(P)に対して、それよりも大きい方の間隔(P)の価格に、増えた本数分の軸付単品価格を加算します。

例1:(ローラ)R-3812P 3,000L×100W×125Pの場合
31,700円(3,000L×100W×150Pの価格)+3,880円(ローラ軸付単価970円×4本分)=35,600円
例2:(ホイール)W-50KW 2,400L×40Pの場合
20,700円(2,400L×50Pの価格)+4,440円(ホイール軸付単価370円×12本分)=25,200円
※ホイールコンベヤ用フレームAタイプのL25×9、L45×10のコンベヤについては、別途見積り。(金型の都合上、間隔Pの変更ができないため、加工方法を変えます。)

(2)指定された間隔(P)が、価格表よりも大きい場合には、減った本数分の半数を引きます。

例:(ローラ)R-3812P 3,000L×100W×200Pの場合
31,700(3,000L×100W×150Pの価格)ー2,425(ローラ軸付単価970円×5本÷2)=29,300円
F B~Eが複合した場合の計算順序  
順序①:ローラ幅(W)の計算
順序②:コンベヤの長さ(L)または、(R)の計算
順序③:間隔(P)の計算
順序④:カーブ角度の計算

例:R-3812PD 2,500L×1,100W×125Pの場合
幅(W)は1,000W、長さ(L)は1ランク下、間隔(P)は1ランク上の2,000L×1,000W×150Pの標準価格より算出
順序①:50,600円(2,000L×1,000W×150Pの価格)×1.1(1,100W÷1,000W)=55,660円
順序②:55,600円(2,000L×1,100W×150Pの価格)×1.25(2,500L÷2,000L)+4,500円=74,075円
順序③:74,075円(2,500L×1,100W×150Pの価格)+8,976円(1,000Wローラ軸付単価2,720円×1.1×3本分)=83,100円となります。

例2:R-3812PD 内1,000R×360W×125P×60°の場合
幅(W)は1ランク上、カーブ(R)は900R、間隔(P)は1ランク上、角度は90°の内900R×400W×125P×90°の標準価格より算出。
順序①:46,600円(900R×400W×150P×90°の価格)と360Wの価格は同じ。
順序②:46,600円(900R×360W×150P×90°の価格)×1.12(1,000R÷900R)+4,500円=56,692円
順序③:56,692円(1,000R×360W×150P×90°の価格)+3,120円(ローラ軸付単価1,560円×2本分)=59,812円
順序④:59,812円(1,000R×360W×125P×90°の価格)×0.8(900Rの0.8)+4,500円=52,400円となります。
G ローラ軸の仕様変更  
1.Mシリーズの場合
(1)軸径Φ6、Φ8、Φ12パイプ丸・半月加工の標準仕様のコンベヤを磨き丸棒に変更の場合、ローラ1本につき、100Wごとに単価80円を加算します。

例:400Wの場合、1本につき320円を加算。

(2)軸径Φ15、Φ17丸・半月加工を磨き丸棒に変更した場合、ローラ1本につき、100Wごとに単価100円を加算します。

例:400Wの場合、1本につき400円の加算。

(3)ステンレスの場合は別途見積りとなります。

2.Sシリーズの場合
パイプを磨き丸棒に変更の場合は、別途見積りとなります。