価格表に記載なき寸法についての計算 (グラビティ ホイールコンベヤ)
1、計算上の処理について
1、計算上、端数が出た場合
- 組付完成品で、定尺の場合、5円未満切り捨て、5円以上は10円単位に繰り上げます。
- 組付完成品で、端尺の場合は、10円未満切捨て、10円以上は100円単位に繰り上げます。
- 単体品・単体部品は1円単位で計算します。
2、計算上倍数で掛ける場合
小数点第3位以上は繰り上げて、小数点第2位として計算します。
2、端尺機長(ストレートコンベヤ)
- 指定された長さ(L)に対して、それよりも短い標準品価格を基準として長さの比率を加算し、更に1,500円を加算します。但し、標準定尺機長よりも短い場合は、標準定尺機長を基準とし、その比率に20%アップします。
例.W-38TS 1,900L×50Pの場合
13,000円(1800Lの価格)×1.06(1900L÷1800L※小数第3位繰り上げ)+1,500円=15,300円
- 上記(1)の端尺計算により、1ランク上の標準寸法の金額より高くなる場合は、1ランク上の標準寸法金額とします。
例.W-25BS 900L×30Pの場合
12,600円(1000Lの価格)×1.08(900L÷1000L×1.2)+1,500円(端尺加算)=15,100円
この場合1000L定価より高くなりますので、1000L定価の12,600円となります。
(特例) W-36WW,W-50KWW,W-50WW,W-40RWW(白)の4種類に関しては、
端尺加算1,500円は無し
例.W-36WW 1,200L×30Pの場合
16,800円(1000Lの価格)×1.2(1200L÷1000L)=20,200円
3、特殊カーブ(カーブコンベヤ)
ホイールコンベヤの場合、中心Rを基準に2列式で1セットの定価になります。(3個ベース付)
- 指定Rの場合
指定されたRに対して、それよりも小さいRを基準として計算し、更に3,000円を加算します。
但し、標準Rよりも小さいRの場合は、その比率の20%アップします。
例.W-38TS 中心700R×300W×100P×90°の場合
32,200円(1000R価格)×0.84(700R÷1000R×1.2)+3,000円=30,200円
※ 最小R(多列の内側及び単列)は500を目安として頂き、それ以下の場合は当社営業にご相談下さい。
- 角度が90°でない場合
- 30°の場合=90°の価格×0.4+3,000円
- 45°の場合=90°の価格×0.6+3,000円
- 60°の場合=90°の価格×0.8+3,000円
- 120°の場合=90°の価格×1.3+3,000円
- ホイール単列のみの場合
- カーブ価格表×0.6
- 指定Rの場合、それよりも小さいRを基準として計算し、更に1,500円を加算。但し、標準Rよりも小さいRの場合は、その比率の20%アップします。
例.W-38TS 中心700R×100P×90°単列の場合
32,200円(1000R価格)×0.84(700R÷1000R×1.2)×0.6+1,500円=17,800円
- ホイール3列式の場合
- カーブ価格表×1.6
- 指定Rの場合、それよりも小さいRを基準として計算し、更に4,500円を加算。但し、標準Rよりも小さいRの場合は、その比率の20%アップします。
例.W-38TS 中心800R×100P×500W×90°3列式の場合
32,200円(1000R価格)×0.84(700R÷1000R×1.2)×1.6+4,500円=48,000円
4、ホイール間隔(P)が価格表にない場合
- 指定された間隔(P)に対して、それよりも大きい方の間隔(P)の価格に増えた本数分の軸付単体価格を加算します。
例.(ホイール)W-50KW 2400L×40Pの場合
20,700円(2400L×50Pの価格)+4,440円(ホイール軸付単価370円×12本分)=25,200円
※ホイールコンベヤ用フレームAタイプのL25×9、L45×10のコンベヤについては、別途見積り。
(金型の都合上、間隔Pの変更が出来ない為、加工方法が変わります。)
- 指定された間隔(P)が、価格表よりも大きい場合には、減った本数分の半数を引きます。
- カーブにてホイール間隔が価格表にない場合は、中心Rにて本数の増減を算出して、その数値に2倍し、4、1)及び2)と同様に標準価格に加減する。
5、2~4が複合した場合の計算順序
順序① コンベヤの長さ(L)または、(R)の計算
順序② 間隔(P)の計算
順序③ カーブ角度の計算
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